中欧4国編
(ハンガリー、スロバキア、オーストリア、チェコ)
中欧4国の豆知識


通貨について

チップについて
トイレについて
ホテルについて
飲食店について
タクシーについて
喫煙について
スリ等について
交通機関について

※思い出したら随時追加します
那夜の旅行記


1日目 成田~ブダペスト
2日目 ブダペスト
3日目 ブダペスト~ブラチスラバ
4日目 ブラチスラバ~アイゼンシュタット~ウィーン
5日目 ウィーン
6日目 ウィーン~チェスキー・クルムロフ~プラハ
7日目 プラハ
8日目 プラハ~成田
 
 
 
 
中欧4国の豆知識 
    那夜が中欧4国で体験し学んだ事、添乗員さんから教えていただいた事を書き綴ってみました。
 
通貨について
基本的にユーロが使用できますが、ハンガリーとチェコではそれぞれの国の通貨がまだ主流になってます。あと数年もすればユーロに統一されますが暫くはこの状態です。
ハンガリーはFt(フォリント)、チェコではKč(チェコ・コルナ)を予め用意しておくといいです。最近になって成田空港内でも両替が可能となったようです。
余裕があれば、スロバキア・コルナ(Sk)も用意できるといいかも。
宿泊先のホテルにて両替してもらうのも一つの手です。なお、中欧4国全般的(特にハンガリーとチェコ)にトラベラーズチェックの普及率が低いのでお薦めしません。
なお、先にも述べたように今後はユーロに統一されるため帰国までには各国の通貨は使い切るようにしましょう。残しても記念になるだけで価値がなくなります。
チップについて
ハンガリー
・枕銭・・・200Ft。
・カフェは切りのいい金額に切り上げる程度。
・レストラン、タクシーは10%くらい。

スロバキア
・枕銭・・・1€。

オーストリア
・枕銭・・・1€。
・カフェ・・・端数きり上げ程度。
・レストラン、カフェ・・・10%くらい。
・トイレ・・・0.3€~0.5€。

チェコ
・枕銭・・・20Kč。
・カフェ・・・きりのいい金額に切り上げる程度。
・レストラン、タクシー・・・10%程度。
   
トイレについて
まぁヨーロッパ全域に言える事かと思いますが街中にはほとんど公衆トイレはありません。
喫茶店でコーヒーでも飲み、そこでトイレを借りましょう。
やはり、ヨーロッパ全域だと思いますが、便器の形は統一性が無いうえに、男性の小便器も非常に高い位置についていることもあります。男性トイレに個室しかないこともあります。
 
ホテルにて
中欧4国のホテルには、歯ブラシ、スリッパ、ガウンが置いてないです。出発前に忘れないようにしましょう。
シャンプー、リンスも基本的には無いと思ってください。
朝食のバイキングは、アメリカンタイプじゃないため、とっても質素。パン、コーンフレーク、ハム、チーズがメイン。ゆで卵や他の物があったらラッキーかなw
基本的に高級ホテルであれば、上記した物は揃ってますw
また、中欧ではエアコンが無いホテルが殆どです。私が宿泊したホテルではブダペスト(ハンガリー)にはエアコンがありましたが、それ以外はエアコンはありませんでした。
基本的にホテルだけでなく、どこの施設にもエアコンは無いもとの思ってください。高級ホテルや高級レストランならあるかもですが。
確認したわけではないですが、シャワーや洗面台等の蛇口のノブですが、ノブの中央にF、Cと記載があります。ちなみに、Fが冷たい水、Cが温水です。
HOT、COLDの記載じゃないから、間違って冷たい水を出そうとCの方をひねると、温水が出るので火傷しちゃうかもね。
今回宿泊したホテルは、蛇口がレバー式だったため、こういった混乱はなかったです。
なお、ヨーロッパの人は浴槽を使う習慣が極めて少ないため、ホテルにはシャワーしか無いこともあります。下手すると、ロッカー並みの狭さで壁に固定式のシャワーなんてこともあります。
イタリアやギリシャと違って、水も豊富なのかお湯の使用に制限は無かったようです。つまり好きな時間にお湯が出るということです。
 次に飲料水です。中欧4国の水道水は衛生上の問題は全くないです。普通に飲めます。が、やはり硬水だったりするので、気になる人はミネラルウォーターを買いましょう。
レストラン等でピッチャーで出てくる水は水道水で無料です。うちらは、けっこうガブ飲みしてましたw
でも、空腹時に飲むとお腹が下る事もあるそうなので、心配な方はやっぱりミネラルウォーターを飲んでおきましょう。
もちろん、ガス入り(With-Gas)、ガス無し(Non-Gas)のミネラルウォーターがあるので買う時には、どっちなのかきちんと言いましょう。
 
飲食店について
基本的に、席に着いたら、まずドリンクを注文してください。その後にゆっくりメニューを見て食べたい物を選びましょう。地域にもよるかもですが、基本的にメニューは各国の文字と英語です。
 
タクシーについて
基本的にホテルタクシーが安心です。INTER KONTINENTAL HOTELのタクシーが安心かな。
そこいらに居るタクシーだとボられる可能性が高いそうです。
路面電車(トラム)や地下鉄は安くて便利ですが、スリも多いので、安全を買うつもりでタクシーを呼ぶ方がお薦めかも。
 
喫煙について
日本とは違い、まだまだEU諸国の喫煙状況は緩いです。でも、きちんと灰皿のある場所で吸うよう心がけましょう。
レストラン等でも普通に喫煙できます。
 
スリ等ついて
人が凄く集まる場所・・・観光名所等でかなり出没します。物乞いや、必要以上に近寄ってくる人は、極めて要注意。街を歩くときは、必ずカバンは自分の前面へ持ってきてチャックなどの箇所に片手を添えて歩くようにしましょう。ホントに多いらしいから。
 
交通機関について
トラム(路面電車)や地下鉄、鉄道等共通なんですが、まず切符を買います。切符はタバックと言うタバコ屋さんや地下鉄構内で購入できます。
購入した切符は鉄道や地下鉄はホームへ行く際に検印機で検印します。トラムは車内に検印機が設置されてます。検印すれば、あとは降りるだけ。降りる時は何もしなくてOKです。ウィーンだと同じ進行方向であれば何度も使える切符とかあったりします。
切符はいろいろだけど、乗り方は殆ど同じです。
写真はウィーンのトラムの車内です。左の青いボックスが検印機。
黄色い部分に切符を挿入し刻印します。


那夜の旅行記

1日目 成田~ブダペスト 2007,07,14
 やっぱり言葉の問題や文化の違い等から添乗員付きのツアーが安心なので、今回も添乗員付きのツアーで出かけてきました。
ヨーロッパにはメジャーで魅力的な国がたくさんありますが、今回はちょっとマイナーチックな4国へ。
そのため予備知識も少ない中、何を楽しもうかとちょっと不安に思いながらも、いざ出発www

 
2日目 ブダペスト 2007,07,15
 毎度の事だけど時差の影響で、朝はバッチリ目が覚めてました。今日はブダペスト市内観光。
まず王宮地区へ。小高い丘からブダペスト市内を眺めた後、王宮へ(写真左)。中を見ることは出来なかったけど、この王宮はどっちかって言うと夜のライトアップのがお薦めかなw
そして、この王宮を囲む漁夫の砦へ。そこからも市内を見渡す事ができます。この後、昼食でハンガリー名物シチュー・グヤーシュなる物を食べました。
昼食後は、また王宮地区へ戻り、マーチャーシ教会を見学。
その後、英雄広場へ(写真右)。英雄広場の中央に立つ柱の先端には大天使ガブリエルの像があり、それを取り囲むように歴代の英雄たちの像が並んでました。
とにかく、ブダペストの王宮地区周辺は像(英雄像や女神像等)等が多く、中世の遺品が多く残ってます。
 午後は基本的に自由行動だったのですが、時差の影響でホテルで寝てましたw
歩いて行動するには場所的にも悪かったのもあるんですけどねw
 
 夜はオプションで申し込んでおいた、フォークロア・ディナーショウと、ドナウ川ナイトクルーズへ。
ディナーショウは、ブダペスト伝統の踊りや歌を見ながら食事でした。中世の時代、客人を迎えた時の宴などは、こんな感じでやってたのかな?と思うような賑やかさでした。
 さて、一番楽しみにしていたドナウ川のナイトクルーズ。その期待以上に凄い夜景。
王宮地区各所がライトアップされ、そりゃあ幻想的でした。もちろん、川の対岸もライトアップされてます。なんというか形容し難いくらいの美しさでした。とにかく規模も凄いんです。さすが「ドナウの真珠」と呼ばれているだけはある。
 今回の旅行、日記は書き始めだけど、いちばん印象に残ったのがこのナイトクルーズでした。
 絶対に、また来てこの夜景をゆっくり見たいです。このナイトクルーズは超お薦めですね。 
 

3日目 ブダペスト~ブラチスラバ 2007,07,16
 ブラチスラバ(スロバキア)へ向かう道中にあちこち観光しながら・・・って感じのスケジュールでした。ドナウベント地方の観光です。
 セルビア人が築いた芸術の薫り高い街センテンドレ(写真左)、要塞の街ヴィシェグラード(写真右)、かつてのハンガリーの都エステルゴム(写真下)を観て回りました。
 センテンドレは石畳の街(まぁ、あちこちの街が石畳ですがw)で、ドナウ川のほとりにあります。セルビア正教会が多い街ですが、写真中央の塔は、ここでは珍しいローマカトリック教会です。この教会は小高い岡上にあり、センテンドレの街並みやドナウ川を見渡す事ができます。
 ヴィシェグラードは写真のとおり、遠くから見ただけw
 エステルゴムでは写真のエステルゴム大聖堂を見学し、大聖堂の立つ丘の下にあるレストランで食事をしました。
 
このエステルゴム大聖堂はハンガリー最大のカトリック教会なんです。建物の向こう側にはドナウ川が流れてます。この辺りをドナウベント(ドナウの曲がり角)と言い、地理的に重要な土地だったそうです。
 この後は、ずっとバスで移動だったのですが、バスのエアコンが故障し、バスの中は蒸し風呂常態www
外気温は35度を超えてるのですが、外はカラっとしているので、バスの中のほうが暑いw
 やっとの思いでブラチスラバのホテルへ到着しましたが、エアコンの無い地方なので、もう暑くて暑くてw
夜になって日が沈めば涼しくなるのですが・・・22時になっても明るいんですけどwww
0時頃くらいからかな、涼しくなってきたのはw

 
4日目 ブラチスラバ~アイゼンシュタット~ウィーン 2007,07,17
 まず、最初にブラチスラバ城へ見学(写真左)。
この城は四隅に塔があり「テーブルをひっくり返した形」と言われています。ぶっちゃけ日本人からするとテーブルと言うよりは、「碁盤をひっくり返した」って表現の方がしっくりくるかも。現在の城は18世紀の女帝マリア・テレジアの時のものだそうです。
 次に旧市街へ向かい、聖マルティン教会を見学(写真中央)。
14世紀に建築された教会で、この街全体は城壁で囲まれた街だったのですが、この教会も城壁の一部だったのです。ちなみに、その城壁はミハエル門へと続いており、そこを境に旧市街、新市街とわかれています。城壁内が旧市街なんですね。
旧市街には、リストやモーツァルト縁の建物があります。聖マルティン教会は王の戴冠式にも使用されていたそうです。
 写真右のマークは石畳にはめ込まれており、城から聖マルティン教会へ続いてます。これは、王様が教会へ向かう道って事ではめ込まれているそうです。

 昼食後、一路アイゼンシュタットを目指します。
アイゼンシュタットに到着し、見学したのはエステルハージ宮殿。
宮殿の中にはコンサート会場まで用意されており、当時の城主が音楽を愛していた事を感じさせますね。
じつは、この宮殿、音楽家ハイドン縁の場所で、彼は何度も訪れているそうです。
 エステルハージ宮殿を後にし、やはり調子の悪いエアコンのバスで移動し、ウィーンへ向かう。
途中、ザルツブルクにあるノイジードラー湖畔の近辺の町で野生のコウノトリが民家の煙突の上の巣に居るのを多く見かけました。
ザルツブルクとは「塩の城」とういう意味で、ここの土地では岩塩が有名なんです。
 バスの中で不快な汗をたらふく流しながらw、ウィーンへ到着。
音楽の都ウィーンです。クラシック音楽にも興味がある私は、ここも楽しみにしてました。
本日は、とりあえず、ホテルへ直行。エアコンは、もちろんありませんwおまけに、冷蔵庫のトビラが壊れ落下w
なんだか災難にあったような気分でしたw
 
5日目 ウィーン 2007,07,18
 まず、ウィーン市内観光です。ハプスブルク王朝の帝都ウィーンには宮殿もいくつかあったりします。
 最初はシェーンブルン宮殿(写真左)。ハプスブルク皇帝の夏の離宮だったこのバロック宮殿では、かつてマリアテレジア女帝やエリザベート皇后の暮らした豪華な部屋の数々が展示されてます。ちなみに、ここの見学は予約制で分単位の予約になってます。予約1分前でも中に入れてくれません。時間厳守なんですw
 ベルベデーレ宮殿(写真右)。バロックの総合芸術であるこの宮殿は、2つの建築(上宮と下宮)からできてます。現在、この宮殿はギャラリーとして使用されてます。宮殿のあちこちにはスフィンクス像があったりする。
 昼食でウィンナー・シュニッツェル(仔牛のカツレツ)を食べました。
 午後は自由行動だったので、うちらはまずシュテファン寺院を見学に行きました。
 
 シュテファン寺院はウィーンのシンボルでもあり、写真左の南等では343段の階段を登ると天辺まで行く事ができます。すっごくせまい螺旋の階段を登っていくと写真右のようにウィーンの街を眺める事ができます。さすがに高い場所名だけに風通しも良く、長い螺旋階段を登って疲れきった身体を涼しく癒してくれました。
シュテファン寺院の内部も見学し、この寺院で企画しているツアー「カタコンベツアー」にも参加しました。カタコンベとは地下墓地の事です。カタコンベ内部にはハプスブルク家要人の内臓が壷に収められ棚に並べられていたり、かつてヨーロッパ全土を震撼させたペストの被害者が大量にこの地下墓地に葬られていたりと、実際に涼しいんですが、別な意味でも涼しくなるような場所でした。
 次に行ったのはホテル・ザッハーにある有名カフェ「ザッハー」。この名前だけでも判る人は判ると思いますが、ウィーンのスイーツの代表格ザッハー・トルテを食べに行きました。ザッハー・トルテ発祥の店でもあるんですね。
 味は、まぁ甘いといえば甘いんですが、こっちの生クリームは、まったく甘くないので一緒に食べると丁度良かったりw
 写真左がカフェ「ザッハー」。十字路の角にあります。写真右が、ザッハー・トルテ。できれば、カフェ「デーメル」のトルテも食べてみたかったけど、贅沢は言ってられないw
 店内は空いている席が無いくらい客が居たが、別に並んでいる程でもなかった。まぁ観光客が大半って感じでした。
 食べ終わってから行ったのは、やっぱりウィーンといえばオペラ座。三大オペラ座のパリのオペラ座、ミラノのスカラ座、そしてウィーンのオペラ座。
ミラノのスカラ座は観て(外からw)きているので、ぜひウィーンのオペラ座も観たかった。
このオペラ座、宮廷オペラ座として19世紀にモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」で幕を開けました。
中も入ってみたかったけど、日本語ガイドの時間が過ぎており、諦めました。ちなみにウィーンでは300日はどこかでオペラが上演されると言われるほどオペラ公演が盛んなんです。
 
写真左がオペラ座の外観です。
 ホテルに戻り、また団体行動で夕食を取りに行きまりた。夜はミニコンサート。正装じゃないと行けないらしく、この糞暑い中、きちっとスーツで出かけました。
もともとオレンジ栽培で使っていた施設を改装した会場「オランジュリー」で20名弱くらいの演奏陣が演奏し、小オペラ(オペレッタ)を交えながらコンサートは行われました。
やっぱり生演奏はいいですね。
この日の晩は気分良く眠れた気がします。暑かったけどw

6日目 ウィーン~チェスキー・クルムロフ~プラハ 2007,07,19
 いよいよ中欧4国最後の国チェコへ。私の好きなズデネック・ミレルという絵本作家の出身の国。その代表的なキャラクター「クルテク」は、日本で言うドラえもん的存在。チェスキー・クルムロフへ到着してさっそく通りのおもちゃ屋のショウウィンドウでクルテクが置いてあるのを発見。一人でハイテンションになってきましたw
まず、昼食をとり、そのあとチェスキー・クルムロフ城を見学に行きました。
この城は、持ち主が替わるたびにゴシック、ルネッサンス、バロックと改修工事がされた複合建築となってます。規模的にはプラハ城に次ぐと言われてるんですね。また、城の中庭の壁は騙し絵になっており、あたかも石を積み上げて作られた壁のように描かれてます。そして、城壁外の堀にはクマが飼育されてます。翌日に行く城でもそうだったのですが、堀の中にクマを飼育する習慣があるんでしょうかね?
 
 左の写真が、先に記述したクルテクが飾ってあるショウウインドウ。
 またバスに乗り、一路プラハへ。ホテルに到着し、さっそく夕食。チェコではビールが有名で、飲みやすいといわれているダークビールを注文(写真右)。
 このビール、ホントに飲みやすく、ビールが苦手な人でもOK。でも、ビール好きにはイマイチかもしれませんw。
 チェコでは土地柄、葡萄が栽培できにくいため、ビールに力を注いでいるそうです。レストランとかに言ってメニュー見ると、ミネラルウォーターよりビールの方が安いのも笑いましたw。なのでミネラルウォーターを注文するのもバカらしくなり水道水であるピッチャーの水をガブ飲みしたりしてました。
 
 
7日目 プラハ 2007,07,20
 プラハ市内観光、まず最初はプラハ城。
写真左の中央にそびえ立っているのがプラハ城。ヴァルタヴァ川(モルダウ)の西の丘からプラハの街を見下ろしてます。広大な敷地とその城壁内には写真左の聖ヴィート大聖堂や旧王宮、修道院等があります。
聖ヴィート大聖堂はプラハ城の主教会。中には凄いステンドグラスもありました。ロマネスク様式から始まり、改修工事を経てゴシック様式へ。最終的な改修工事の完成はごく最近なんだそうです。旧王宮内には広い体育館のような部屋があり、そこでは騎士達が騎馬に乗り一対一で槍を持ち戦う競技が行われていたそうです。城壁内部にも入れ、中には当時の鎧等が展示されています。また黄金の小道という細い路地があり、神聖ローマ帝国時代の時は錬金術者をその路地に住まわせ研究させていたところから、その名前が付いたそうです。その路地に並ぶ家々は軒が低くカラフルな色をしており、まるでおとぎ話の世界のよう。とにかく、プラハ城内は見所が多かったです。
 プラハ城を後にし徒歩にてカレル橋へ向かう。この橋もプラハの名物であり、ヴァルタヴァ川にかかる最古の橋だそうです。とにかく観光客が多く、その分スリも多いそうで、別名「スリ橋」とも言われているw。
鞄を自分の体の前面に出し、ファスナー部分に手を添えて不審な人が居ないか注意する自分が、むしろ挙動不審w。橋の上では観光客だけでなく、絵描き、音楽隊、土産売り等も多く賑わいが凄い。音楽隊がスメタナのモルダウを演奏しているのを発見し感動すら覚えました。このプラハはドヴォルザークやスメタナという音楽家を生み出した街でもあり、その為か、カレル橋だけじゃなく、プラハの旧市街のあちこちにも音楽隊が演奏をしています。
 旧市街もロマネスクからゴシック、ルネッサンスと様々な様式の建物が並び歴史を感じさせる街並みでした。街中のオモチャ屋は、やっぱり「クルテク」が並んでいる。さすがクルテクの国w
 昼食を食べ、午後は自由行動。私達はオプショナルツアーに申し込んでいたので、そのままボヘミア古城の見学へ向かいました。
 
 プラハの南方約40km.にあるコノピシチェ城へ到着。周囲は広大な森に囲まれた古城です。やっぱり堀にはクマがw。この城を建てたのは、あのサラエボ事件で暗殺されたオーストリアの皇太子。
 城内に入ってビックリしたのが剥製の数々。おびただしい数の剥製が私達を出迎えてくれました。本当に凄いんですよ、写真撮影禁止じゃなかったら写真を掲載したかった。壁一面剥製だらけwなんといっても、この城の持ち主は、狩が凄く好きで生涯に30万頭もの動物をしとめ、大部分を剥製にしたそうだ。しかも、凄まじいほどの几帳面さで、その狩りの記録をしっかり記録しているだけでなく、城内の物がどこに配置してあるかも記録していたそうですwあと、この剥製の数に圧倒され忘れかけてましたが、この城の部屋にあるシャンデリア。これも、素晴し鋳物も多く、イタリア製のシャンデリアはなかなか個性的で綺麗でした。
 この古城を後にして、プラハへ戻り、夕食を済ませてこの日は終了。明日は1日自由行動。そして帰国の日。プラハの街を堪能しなきゃと思いながら就寝。
 
 
8日目 プラハ~成田 2007,07,21
 朝食を済ませ、早速トラムに乗りプラハ旧市街へ。まずお土産用のボヘミアングラスを買いにいく。そのあと、旧市庁舎の時計塔へ。旧市街広場に面している所に立っていて、時間になるとからくり時計が作動する時計塔。建物の小窓からキリストの12使徒が次々に顔を出します。この塔は上へ登る事も可能で、さっそく登ってみました。プラハの街を360°見渡せ朝からいい気分。比較的早い時間に行ったので空いてたんだけど、だんだん混み始めてきたので次へ移動することに。次は、私が欲しがっていたクルテクグッズ探しw
ポハートカというお店に入り、クルテクグッズを物色。いっぱいあって迷うwどれもみんな可愛くて欲しいwやっとの思いで買うものを選び、次はピノッキオというマリオネット屋さんを見に行く。どれも良く出来ているだけあって、値段もけっこうするんですね。
この後は、市場へ出向き、お土産を見ながら、あたりをウロツキまくりました。
まぁ、この自由時間は観光したのは旧市庁舎の時計塔に登ったくらいで、自由時間となると、ついついウィンドウショッピングとかして、お店に入ったり出たりばっかりになっちゃいます。それが楽しいんですけどね。
雑貨屋さんとかも、なかなか面白かったですよ。
あと、途中買い食いしたのが、チェコの伝統お菓子。写真左がお店、写真中央がそのお菓子。
棒にパン生地を巻き付け焼き、それに砂糖やシナモンをまぶした食べ物。思ってたいよりも軽い感じの食感で、外側はカリカリ、中はふわっとした感じで美味しかったです。たしか50Kčだったかな。このお菓子はお薦めです。実は前の日のボヘミア古城を見に行った時も露店で売ってたので買って食べました。そこで美味しかったため、また食べたくなって買ったわけですw。このお菓子、チェスキー・クルムロフでも売ってました。看板に日本語でも記載があり「伝統菓子」って書いてあって、その時からずっと気になっていたんですよww。
またチェコに遊びに行って食べたいお菓子ですね。
さて、そろそろホテルへ戻る時間です。
プラハの街を歩きながら、火薬塔(写真左)の下をくぐり、途中マクドナルドでハンバーガーを買って食べながらトラムが来るのを待ち、それに乗ってホテルへ戻りました。
ホテルからバスで空港に向かう。飛行機の出発が遅れたりとか、色々ありましたが無事離陸。
やっぱり、帰国する飛行機に乗り機内から見下ろす街を見ていると凄く寂しくなりますね。
心の中で「また来るよ」と言いながら、長い帰国の途へつくのであった。