〜　愛しい君へ　〜

詩	コメント
「ｍａ　ｃｈｅｒｉｅ」 照れ笑いを見せる君の瞳 朱に染まる頬がとても愛しい 君の瞳に写る私は　どんな風に見えているのか？ 緊張している君の瞳 震える声が不安を感じさせる 君の瞳に写る私は　どんな風に見えているのか？ 閉じたつぼみは時が止まったかのようにまだ開かない… 優しい日差しのように君を照らすから… いつまでも待つから… 君の花が咲くのを…いつまでも… 僅かに開きかけたつぼみは　まだ不安な色をしている… 優しく暖かく君を包むから… 無理はしなくていいから… 君の花が咲くまで…いつまでも…	心に傷を負っている君は 私をどんな風に想っているのか？ いまだ、迷いが消えていない彼女の 気持ちを考え、私に振り向くまで いつまでも待ってるから…。 そんな気持ちの詩です。 ＭＩＤＩ 『ｍａ　ｃｈｅｒｉｅ』 ｌｙｒｉｃｓ：Ｎａｙａ ｍｕｓｉｃ：Ｊ
『白い吐息』 「気になる人がいる」　君の言葉に 私は作り笑顔でこたえる 夜の車の中　雨の雫が 街灯の光を集めている 君はどんな気持ちで　私の誘いを受けたのだろう ウィンドウをかるく開け　煙草に火をつけた私は 君の横顔を見つめる… 煙草の煙が　雨と風に消されていくように 私の存在も　君の心から消えていくのか… 私を見つめる　君の瞳に 私は作り笑顔でこたえる 秋の雨の中　風も涼しく 私の心の中を映し出すかのように 君はどんな気持ちで　私を見つめているのだろう かるく開いたウィンドウ　吐息も白くなり始めた 君の横顔が愛しい… 白い吐息が　雨と風に消されていくように 私の存在も　君の心の中では儚いのか… とどかない　この想いは　白い吐息のように…	「好きな人がいる」なんて聞かされれば 誰でも、絶望感に陥ると想う。 でも、二人きりで会ってくれる彼女…。 どんなつもりなんだろう…。 どんなに頑張っても、ダメなのかな？？ 中途半端なてごたえはあるけど、気持ちは 向こうを向いている。 そんな時の気持ちを詩にして見た。
『Ｅｄｅｎ　〜届けたいlove　song〜』 暗闇の中で　ひとり手探りで進んできた 君が暖かい灯りのように見える 私が奏でる旋律が　今　もう一人の私を呼び覚ます 君の暖かさをもとめるのには　お前が必要だから 私が彼女をメロディアスに奏でて お前は彼女を詩う声を… 覚醒した　もう一人の私が 翼を広げ空に舞う 君を求め　もう一人の私は Edenを目指して羽ばたく そこに何があるのか　知らないけど 君を詩う　この曲を　届けたいから… まばゆい光は　たどり着いたEdenなのに 君の姿が淡く霞んで見える 私が奏でる旋律と　もう一人の私の歌声ならば 君をもとめてEdenの園を舞う　君が必要だから 私が彼女をメロディアスに奏でて お前は彼女を詩う声を… 覚醒した　もう一人の私が 翼を広げ空に舞う 君を求め　もう一人の私は Edenの空で唄い出す 名ばかりのEdenなら　要らないけど 君を詩う　この曲は　届けたいから… 君を詩う　この曲は　君の耳に届いてますか？	消極的な自分。 でも、彼女が、積極的な自分を目覚めさせてくれた。 今までの自分じゃ、とてもじゃないけど気持ちは 伝えられない。 結果はともかく、気持ちだけは伝えたい…。 そんな気持ちを詩にしてみたっす。
『DROGＵＥ』 甘い幻覚を伴う麻薬を 私の言葉に混入し　君の耳元から 精神回路へ注ぎ込んであげる… 君の神経を少しずつ侵していく 私の言葉を注がれた　精神回路では 私の幻覚が君を蝕む… 私が作り出した安らぎに君は溺れ 私の存在が快楽へと変わる この壊れた世界で君は もう私無しでは生きていけない 君の精神に依存している私の幻覚が もう離さないから… 私がささやく甘い言葉が 君の回路を痺れさせ　君の黒い瞳は 私以外は　もう　映し出せない 作り出した私の幻影に君は抱かれ 私の存在が君を支配する この壊れた世界で君は もう私無しでは生きていけない 君の肩を優しく抱き寄せる現実の私に ずっとついておいで…	君の心の中を私だけでうめつくしたい。 私が居ないと生きていけない。 もう手放せない…居ないと不安に陥る。 そんな気持ちにさせたい。 なんか、麻薬中毒者みたいだな・・・(笑) そんな感じで生まれたのが、この詩。
『エナジードレイン』 月が妖しく綺麗な夜は いつも君が姿を見せる 君の肌の色は死人の ように白く　そして冷たい 私は金縛りの中　瞳だけが君を追う 見つめられるたびに魅了される 唇が重なるたびに生気を抜かれ 抵抗できない私は精神を支配される 君の唇が首筋に移動するたび 抵抗できない私は血液を吸い取られる 薄れていく意識の中で 君に魂を支配される感覚だけが残っている 開け放たれた窓から風が カーテンを揺らし舞い踊る 木々のざわめきだけが聞こえて 君の気配だけを感じる 私は金縛りの中　君の肌の冷たさに 恐怖よりも快楽をもとめる 肌がふれあうたびに生気を抜かれ 魅了されている私は精神を支配される 君の誘惑に魅せられ魂を捧げ 私の全ては抜け殻となり　この世をさまよう 薄れていく意識の中で 枯れ果てていく魂だけが悲痛な叫びをあげている	愛しい人を想えば想うほど、相手の気持ちが 知りたくなる。 でも、相手の気持ちが読めないと、不安や 絶望感、余計な事を考えてしまい、まるで 生命力、精神力を吸い取られるかのように 疲労していく。 そんな状況を、愛しい人→ヴァンパイアに 例えて、表現して見た。 ＲＰＧの経験者なら、大部分が知っていると思うが ヴァンパイアの特殊能力、チャーム（魅了）と エナジードレイン（生命力を奪う）を、活用させてい ただいた。 けっこう、言葉で遊べた詩です。 ＭＩＤＩ 『エナジードレイン』 ｌｙｒｉｃｓ：Ｎａｙａ ｍｕｓｉｃ：Ｎａｙａ YAMAHA MIDPLUG推奨
『ｌｅ　ｍｅｓｓｉｅ』 灰色の空の下で君は 迷いという苦しみに堪えている 冷たい雨の中で君は ほら涙を誤魔化して堪えている 君を苦しめているものはなに？ 私に話してごらん ナニモワカラナイ ドウスレバイイノ？ 君を拘束している荊のロープを 私が解いてあげるから… 傷ついた君を救えるのは 私しかいないから 灰色の空が渦を巻いて 絶望という苦しみに堪えている 今にも壊れそうな君が けな気でそして切なく抱きしめたい 君を傷つけているものはなに？ 私に話してごらん ナニモワカラナイ ドウスレバイイノ？ 君が悲しみにくれて泣いている顔は 私が堪えられないから… ほら涙ふいて私を見て… 私だけをみつめて… 君を拘束している荊のロープを 私が解いてあげるから… 傷ついた君を救えるのは 私しかいないから	題名の『ｌｅ　ｍｅｓｓｉｅ』は仏語で救世主。 彼女が苦しんで悩んでいる状況を救える のは自分しか居ない。 こんな状況、経験ありますか？ 苛酷な状況下で、我が身を犠牲にしても 彼女を救う…こういう行動、男として必要だと 思う。 たとえ、そんな気持ちは伝わらなくても、 救うという目的が第一。 こういった行動を取った事がありますか？ かなり、しんどい行動ですよ。 でも、きっと彼女に気持ちは伝わる… 助け出した後は、自分が彼女の支えになって やるんだ！！ そんな気持ちを詩ってみました。
『なぜ・・・』 なぜ…　天使は救ってくれないのか 彼女があんなに傷ついているのに この腐りきった世の中で 美しく花を咲かせている君 一途な想いを胸にけな気に咲いている 君は空を見つめ　祈りを捧げる 愛の天使に願いを込めて 届かない祈りが空にこだまする 涙を流す彼女を　 残酷な天使は嘲笑うかのように見下ろす なぜ…　天使は救ってくれないのか 彼女があんなに傷ついているのに もう祈らないで…私が君を護るから もう泣かないで…私が君を包むから 壊れていくこの世の中で 愛しい花を咲かせている君 切ない想いを胸にけな気に咲いている 君は天をあおぎ　祈りを捧げる 愛の天使に救いを求めて 届かない祈りが無惨にさまよう 涙を流す彼女を　 残酷な天使は嘲笑うかのように見下ろす なぜ…　天使は救ってくれないのか 彼女があんなに悲しんでいるのに もう祈らないで…私が君を包むから もう泣かないで…私が君を護るから 神に背いても…私が君を護るから	彼女が傷つきながらも、頑張って前へ進もうと している。 そんな彼女を想いながらも、応援している自分。 ただ、あまりにも現実が残酷過ぎて、 もう応援できない… でも、孤独と絶望のどん底におちいる彼女に対し、 自分だけは、彼女を見守っているよ。 ずっと傍にいるよ。 これからは私が護ってあげるから…。 そんな気持ちを詩にしてみました。
『雪の中に…』 街路樹の葉をうつ雨音も 少しずつ雪に変わって… 街のネオンはさらに輝き 私達を照らし出して… 君の瞳を見るたびに胸が苦しくて 降りはじめた雪のように 募る想いだけが心に降り積もっていく… 眠れない夜がつづき 息も出来ないくらい苦しくて 届かない想いは　つらすぎるから このまま雪の中に想いを残して… 真夜中のネオンに照らされて ほんのりと雪が輝き 夜の静かな街は明るく 私達を包み込んで… 君の背中を見るたびに失いそうで 静かに降る雪のように つらい想いだけが心に降り続けている… 今君は何をおもう？ あてもなく追いかけて苦しくて 届かない思いは　つらすぎるから このまま雪の中で想いを凍らせて… 雪は音もなく降りつづいている 私の心を優しく埋めていくかのように…	このページの最終章として書いた詩。 やっぱ、こういう詩は、冬が似合う。 雪の降る夜、静かな街並みを背景に描いた ひとつの物語の締めくくり。 うまく表現できてるかな？？