〜 永遠へのはじまり 〜
| 詩 | コメント |
| 「 この夜空に広がる いくつもの星達は まるでコンペイトウをこぼしたように その夜空の下には 不思議な森が広がり 幻想的な世界をつくりだす 耳をすませば 妖精達の歌声が 草木の奏でる旋律が 今夜も始まる 森の集会 月明かりに照らされて 森の夜はふけていく 集会は終わらない 楽しく踊る小人や昆虫達 夜が明けるまで 妖精達の歌声が 草木が奏でる旋律が 今夜も続く 森の集会 月明かりに照らされて |
那夜の森自体をイメージして書いた詩。 特に意味はない(爆) |
| 「迷宮」 僕に向けられた 君の視線は 凍てついた僕の心を 少しずつ溶かしていく 汚れを知らない 澄んだ瞳に 溶かされた僕の心は 揺れながら吸い込まれる 君の迷宮に迷い込む 伝えたいよ この気持ち 出口は見つかるのかな? 二人で翼を広げたい この大空に 君の瞳には 僕は見えてる? 静寂な黒い瞳を 僕だけに染めあげたい 君の心には 入り込めるの? 君の心の水面に 僕の波紋広げたい 君の迷宮に迷い込む 伝えたいよ この唄を 出口は見つかるのかな? 二人でリズムを刻みたい この大空に 唄い続けるよ 君に届くまで・・・ |
彼女を想えば想うほど、迷宮に深く深く迷い込み 出口を探し求める感じかな(笑) 出口はもちろんハッピーエンドをイメージしている… 反面、迷宮なだけに、出口があるかもわからないし、 違う出口に出てしまうかもしれない。 で、けっきょくは迷宮から出られない、意気地なしの 自分を詩っている(笑) |
| 「 森の中の古く大きな屋敷 今夜は舞踏会 愛の旋律で 男と女は踊る 皆 仮面をつけて フロアの隅で グラスを片手に君が 仮面越しに微笑む 仮面をはずして この僕と さあ 踊りましょう 素顔の君と 愛のダンスを 窓の外には大きな満月 今夜は舞踏会 熱い旋律で 男と女は踊る 皆 仮面をつけて 素顔の君は ドレスの裾ひるがえし 僕の仮面をはずす 指を絡ませて この僕と さあ 踊りましょう 君と二人で 永遠のダンスを 見つめる青い瞳に 僕だけを映して |
人なんてさ、対人関係で、少なからず仮面を 付けてると思うんだよね。 でも、彼女とは、お互い仮面を外して 素の自分を出しみつめあいたいという気持ちを 詩ってます。(^^) |
「追憶の中で」 暑い夏の夜 二人で歩いた田舎道 時折通り過ぎる外灯の下 時が止まったかのような 静寂の中で 見つめ合う二人だけが存在する なぜ抱きしめてやれなかったのだろう 戻れない時間の中で 月だけが二人を見つめていた 夜の無人駅 明かりで照らされたホームは 暗闇の海に浮かぶ孤独な島 追憶の中で私は 孤独にふるえて 過去の時の中に置き去りにされる なぜ抱きしめてやれなかったのだろう 過ぎ去った時間の中で 二人を見つめてる私がいる |
これは・・・コメントするまでもなく 詩の内容、そのまま(笑) |
| 「criminel」 汚れた私の心は 漆黒の闇に染まって 何が正義かわからない 闇が私に優しくて 罪悪感が私をむしばむ… 激しい欲望が渦巻く世界で 私は孤独に浸っている そこは罪人達の最後の聖地だから 開かれたパンドラの箱 希望というものは無くて 闇の衣を身にまとい 君のもとには帰れない 暗闇が私を包んでいく… 堕ちていく闇の中で 消えていく光を感じ… |
誰しも、心の中には少なからず闇の部分が 有ると思うんだ。 そういった一部分に気付いた時に、大切な人 の近くに居るのが苦痛になる? 大切な人に対し、自分は相応しいのか? そんな想いに落ちる事って無いですか? そんな感じです(笑) |
| 「mort」 君の閉じた瞳が 永遠の時を示す 哀しみに包まれ 堕ちてゆく私には 羽ばたく気力すらなく 冷たい君の肌が 私の涙で濡れる 哀しみの色に 染まる私の翼 淋しさに蝕まれる 大空の中を羽ばたいていた君は 思い出に変わり 今でも微笑んでいる 月明かりに照らされ 死に化粧が鮮やかに また目を開けそうで また唄い出しそうで 現実を受け入れられず 止まった砂時計は 二度と逆さにならない 動かない君を 震える腕でずっと このまま抱いていたくて |
この詩は、元MALICE MIZERの故KAMI君へ 捧げた詩です。 ま、詩のイメージ的には女性が亡くなった表現に なってるけどさ。 ちょっと逆転させてみただけ。 |
| 「覚えてるよ…」 足早に過ぎたあの時 夏の強い日差しが 窓から差し込んでいたね 何気なく過ごしたあの日々 風が夏の匂いを 窓から運んできていた 語り合った自分の夢を胸に抱きしめ それぞれの道へ歩き出した 教室で交わしていたお喋り 今も覚えてるよ 好きだった あの笑顔も 青く澄んだ夏の空に 浮かぶ大きな雲が 流れていくのを見ていた 忘れることのないあの場所 悩みなんかなくて 毎日笑いあったよね ひとつだった大きな雲が流れながら離れて それぞれの風に乗っていった 帰りながら交わしたお喋り 今も覚えてるよ 好きだった あの笑顔も 今度会うときもこれから先も 変わらないでいてね 遠い日の あの笑顔だけは |
楽しかった学生時代。 何も考えず、思いっきり生きていた自分。 ふと思い出した、懐かしき風景を 詩ってみました。 |
「堕ちてしまうまえに…」 精神が崩壊する 狂いそうなくらい 形だけの腐敗した世の中なんて 崩れてしまえばいい 感情が暴走する 壊れそうなくらい 個性の無い干乾びたメロディなんて 消えてしまえばいい このままじゃ 自分の輝きさえも 見失いそうになる 目を覚ましてくれ 堕ちてしまった情熱 君が君でいられるように… 私は私の旋律を奏でつづける… 感動が消滅する 哀しくなるくらい 権力が支配するこの世界なんて 燃やしてしまえばいい このままじゃ 自分の存在さえも 見失いそうになる このままじゃ 君の存在さえも 見失いそうになる |
腐りきった今の世の中。 保身的考えの連中ばかり。 そんな中で気が狂いそうになる気持ちを 詩にしてみた。 |
| 「花」 あの星の輝きになりたくて 君は翼を広げる 吹き荒ぶ風さえも気にもとめず 君は羽ばたき始める 君の目には あの星の輝きは見えても 大地で揺れてる花は見えない 降り注ぐ月光を浴びながら 君は加速していく 花は淋しそうに ただ 風に揺れてる… 揺れる花は 君だけを見つめているのに 夜空で羽ばたく君は気付かず 降り注ぐ月光を浴びながら 花は淋しく揺れて 遠ざかってく君を ただ 見守ってる… |
友人に捧げた詩。 夢を追いつづけて頑張っている君は、 君を想ってくれている人が居るのを気付いて いるのかな?? 夢を追うのもいいけど… 少し、一休みして、足元を見てごらん? そんな感じの詩です。 |
「ごめんね」 冷たくなった風が 街路樹の落ち葉と戯れる ロマンティックだった この季節も 今となっては 寂しいだけ 大きくなった歩幅が 孤独さを実感させている 夕暮れに染まった この街も 君がいないと 広く感じた 公園のベンチで私は ふと 思い返す 別々の道を選んでから かなりの時間が経過して 君の心は癒されただろう ずっと待たせ続けてしまった・・・ あの時 言えなかった言葉を君に ごめんね 涼しくなった夜空に 輝き始めたオリオンと ネオンが溢れる この街で 私は答えを 探し求める 夜の街を歩く私は ふと 思い返す 別々の道を選んでから かなりの時間が経過して 私の心は満たされたのかな? ずっと寂しがらせてしまった・・・ あの時 言えなかった言葉を君に ごめんね |
この詩も、読んだままっすね(笑) 秋の街路樹と落ち葉。 肌寒くなった季節に夜空。 孤独と、淋しさを表現してみました。 |
| 「La lune」 暗闇の中で君は一人凍えている 星たちの姿はなくて… 方角さえわからず一人脅えている 君を霧が包んでいる… 激しい淋しさだけが ずっと一緒で 何をすればいいのか わからなくて 「ワタシニハ ナニモミエナイ・・・・」 闇の中で置き去りにされた君を 照らし出せるなら 心の封印をといて解き放つよ 月の光を… 孤独の中で君は一人ふるえている なんの輝きも見えなくて… 不安の中でずっと一人耐えてる 君を霧が包んでいる… 激しい悲しさだけが ずっと一緒で 誰を見ればいいのか わからなくて 「ワタシニハ ナニモミエナイ・・・・」 闇の中で置き去りにされた君を 救い出せるなら 孤独の寒さに凍えていた君の 月になれるなら 心の封印をといて解き放つよ 月の光を… |
すべてを失った君。 目標も見失って寂しそうにしている君を 太陽のような強烈な光じゃなく、 月のように、優しい柔らかい光りで 助けてあげたくて、そして護ってあげたい そんな気持ちを詩にしてみた。 |