ダイビング用語集

とりあえず、那夜のダイビングのコンテンツを見るにあたり、ノンダイバーの方々が少しでも内容がわかるように用意してみました。
全部書くのは大変だし、っちゅーか、那夜もまだまだ勉強不足で知らない事もあるので、
ひとまずは、このサイトで使われている用語、今後使うかもしれない用語を解説しておきます。
興味があったら読んでみてね。
ダイバーの方で間違っている箇所等発見した場合は、こっそり教えてください(笑)こっそり直しますので(笑)

BC 浮力調整具。ベストのように着用するもので、背中にはタンクを固定するためのベルトがついている。タンクとはホースで繋がっており、空気の出し入れが可能。空気を入れると、救命胴着みたいにベストの中に空気がたまり、浮き袋のような働きをする。BCDとも言うっす。
Cカード ダイビング講習修了証。各指導団体の基準に従った講習を修了することで得られる。ライセンスと呼ばれる事も多い。正確には免許じゃないのでライセンスとは言えないらしいよ。
アセント 浮上の事。用例:緊急スイミングアセント。
圧平衡 体内にある空気のある空間(耳の中とか、マスクの中等)と、水圧を同じ圧力にする事。つまり、耳抜きやマスクブローを行って気圧の変化に対処することっす。うまく行えないと、スクイズを起こす。
安全停止 エグジット時に減圧症を防ぐために、一定深度で一定時間、浮上を停止する事。
インフレーターホース BCに空気を、吸気および排気するための蛇腹状のホース。
ウェイト 鉛でできたおもり。ウェットスーツ等の浮力を調整し沈みやすくするための物。
ウェットスーツ ダイビングをする際に着用するゴムみたいな素材で出来たスーツ。手首・足首まで隠れる物もあれば、二の腕・太ももまでの長さのものもある。保温効果もあるっす。略して「ウェット」と呼ぶ事も多いでつ。
エア その名のとおり空気の事。タンクの中に入っている空気を言う。ちなみに、タンクの中身は酸素ではなく、普通の空気です。
エア切れ タンク内の空気が無くなること。
エアチェック 潜水中に、残圧計を見てタンク内のエアの残量を確認する事。
エグジット 水中から陸またはボートへあがること。英語で言う「Exit」って書いたほうが判りやすいかな。
エントリー 水中に入る事。ジャイアントストライド、バックロール等、状況によってエントリーの仕方が変わる。ガイドに従うのが間違いないっす。
オープンウォーター ダイビングに必要な基礎的な知識や技術を習得する、ダイバーとしての最初の講習。または、その修了者。修了者は最大深度18mの範囲内で、インストラクターやガイドの監督なしに独立してダイビングを計画、実施、記録することができるようになるっす!
オクトパスレギュレータ ファーストステージに接続する予備のセカンドステージ。メインのレギュレータのトラブル時や、他のダイバーのエア切れの際に使用する。「オクトパス」と略す場合もある。
ガイド ファンダイビングをする際に、現地の海を一緒に潜って案内してくれる人のこと。ダイブマスター以上の資格を持っていないとガイドにはなれない。
海洋実習 ダイビングの講習で、実際に海に潜って行う講習の事。オープンウォーターの海洋実習は、最初、すげー緊張する(笑)
過膨脹障害 水深の深い場所では周囲圧が強く空気の体積が小さくなる。同じ量の空気が水深の浅い場所へ行くと、周囲圧が弱くなるため体積が大きくなる。そのため、肺の中の空気が膨張しすぎて引き起こす障害の事。例えば、水深の深い場所で肺に空気を入れ、息を止めたまま浮上すると、肺の中の空気が膨らみ過ぎて、肺の過膨脹障害を引き起こす。ダイビング中は呼吸を止めない事、急浮上をしない事で充分防げる。
気圧変化 水中では水深が10m深くなるごとに、1気圧ずつ高くなる。水面では1気圧。水深10mでは2気圧。これ、マジでテストに出るよ。
緊急スイミングアセント 水深9〜12m以浅の場合に限り実施する浮上方法。レギュレーターの中へ「アーー…」と声を出し続けて膨脹した空気を体外へ逃し、肺の過膨脹障害を予防しながら水面に、ゆっくり泳ぎ上がること。基本的に、エア切れで近くにバディがいない時に行う。エア切れで空気が吸えない状況でも、小さい気泡を追い越さない、ゆっくりした速度で浮上しなければならない。水深が浅くなる事で空気が膨張し、多少空気が吸えることもあるし、「アーー…」と声を出し続ける事で、案外息が持つっす。
グローブ 手袋の事。保温や手を保護する役目がある。
減圧症 ダイビング中は陸上より高い圧力下で高濃度の空気を呼吸しているので、通常よりも過剰に窒素が体内にとけ込んでいる。浮上時に圧力が下がると、組織から血液中に窒素が戻り、肺から放出される。このとき、多量の窒素がとけ込んでいたり、急激に圧力が下がると、肺からの放出が追いつかず、窒素は血管の中で気泡化してしまい、気泡が大きいと血管を詰まらせ減圧症を発症する。ダイブテーブルやダイビングコンピューターの指示に従い、ゆっくり浮上し、安全停止をすれば滅多に起こらない。
サイナス 副鼻腔のこと。眉間のあたりにある顔の内部の空間。鼻詰まりや風邪の時などにダイビングをすると、サイナススクイズというトラブルになる可能性がある。
残圧計 タンク内の空気の残量を表す計器。正確にはタンク内の空気の圧力を示している。
死滅回遊魚 黒潮の流れに乗って南国の海からやってくる熱帯系の魚。通常、冬の水温低下により死滅してしまうが、たまに越冬する魚もいる。
ジャイアントストライドエントリー 船縁に立ち、海に向かって片足を大きく一歩前に踏み出し、足を前後に開きながら海へエントリーする方法。通常、水面までの落差があり、水深が充分な場所で行う。
深度計 水深を測るための計器。念のためデジタルとアナログを併用する事が望ましい。
水中拘束 水中で、海草やロープ等に、絡まったり引っかかったりして動けなくなる事。慌てずダイビングナイフで切るか、ほどく等して対処する。
水面移動 器材を身につけた状態で、BCにエアを入れ浮力を確保し、レギュレーターやシュノーケルで呼吸をしながらフィンキックで水面を移動する事。ビーチダイブ等で、潜行場所まで移動する場合や、ボートダイブでエントリーした際に、次の人のために場所をあけるために移動する場合に行う。
水面休息 ダイビングとダイビングの合間に海からあがって休憩する事。体内の窒素量を減らし、体力の回復等が目的。休息の時間は次のダイビングの深さや時間に影響してくる。大抵、昼食の時間を利用して水面休息をとる場合が多い。
スキル ダイビングに必要な技術の総称。
スクイズ 圧平衡が上手くいかず、圧迫感を感じる症状の事。耳抜きが上手くいかない場合は耳、マスクブローをしない場合は目等に起こる。つまり、空間のある場所に水圧により体の組織が押し込まれて起こる。
スペシャリティー SPと略すこともある。ダイビングの世界ををさらに楽しむために、一つの知識をより専門的に取得すること。
セカンドステージ レギュレーターの第2減圧部。口にくわえるマウスピース部分のこと。
潜降 水面から水中に潜る事。BCのエアを抜いて足から潜る(沈む感じ)方法と、BCのエアを抜いてロープを使って頭から潜る方法がある。
体験ダイビング Cカードを取得していない人が、体験を目的とし行うダイビング。観光のついでに行うパターンが多いかな。
ダイビングコンピュータ 「ダイコン(大根ではない)」や「DC」と略す場合もある。腕時計タイプの小型防水コンピュータ。潜水時間や水深を計測・記録し、無限圧潜水時間、減圧停止が必要な場合はその水深と減圧停止時間をダイバーに知らせる機能がある。
ダイブマスター この資格があれば、ガイドを務める事が出来る。アマチュア資格の最高レベル。
タンク 戦車ではない。エアの入った容器。ダイバーが背負っている物。
窒素酔い 高圧空気を呼吸する事により体内窒素が増加し、その窒素が脳に及ぼす症状の事。酒に酔ったような状態になり、思考力低下、判断力低下、おかしな行動をとるようになる。ディープダイビングを行っている時になりやすい。水深の浅い所へくると症状が回復する。
中性浮力 浮きも沈みもしない状態の事。無重力状態みたいなもの。浮いていくものはプラス浮力、沈んでいくものをマイナス浮力という。何気に初心者には難しい・・・が、ダイビングは、これを楽しむっていう人もいるくらい大切な事。
チェックダイブ ダイビングリゾートでよく行われるもので、ダイバーの熟練度を調べるため、最初のダイビングでスキルチェックされる事。マスククリアやレギュレータリカバリ等が出来るかチェックする事が多い。このチェックにより、ガイドがダイバーのレベルにあったコース取りや、グループ分けを行う事が出来る。
着底 海底に着地する事。集合や生物の観察を行うときによく行われる。
ディープダイビング 水深が深いところで行うダイビングの事。
適正ウェイト 自分にあったウェイトの重さ。水面でBCのエアを抜き、水面が眉毛の辺りに来ていれば適正ウェイト。
ドライスーツ スーツの内部に水が入ってこないようにしてあるスーツの事。体が濡れなく保温性もあるので冬等の寒い時季、水温が低いときに着用する。
トリミング 肺の中の空気量を呼吸で微調整して、中性浮力を調整すること。水中で肺は浮き袋の役割をしているため、やや浮きたい場合は吸い気味の呼吸に、やや沈みたい場合はやや吐き気味の呼吸をする事により、中性浮力の細かい調整をすることができる。
ドロップオフ 水中の崖や断崖絶壁。回遊魚や大型の魚に遭遇する事が多い。
海底から隆起した岩場や、海底に沈んだ大きな岩等をいう。魚がいっぱい。
ノンダイバー Cカードを持っていない人。ダイバーではない人。
パージボタン レギュレーターのセカンドステージ中央にあるボタン。押している間タンク内の空気が流出する。レギュレータクリアや、ダイビング終了時、タンクからレギュレータを外した際にホース内の空気を排出する時に使用。
バックアップ空気源 オクトパスなどの補助空気供給装置のこと。
バックロールエントリー 水に背中を向けて船縁に座り、背中からクルリと落ちるように水に入る方法。
バディ ダイビングをするときのパートナー。ダイビングでは2人1組で行動するバディシステムが大原則となっている。
バディコンタクト ダイビング中に、おたがいの位置関係や、バディのコンディションに気を配りチェックしあう事。
バディチェック エントリーする前に、バディとお互いの器材等に異常がないか、装備に不備が無いかをチェックする事。
バディブリージング バディがエア切れになった際、1つのレギュレータを二人で交互に呼吸すること。通常はオクトパスを使用するため、オクトパスが故障していない限り行わない。
バルブ タンクについている、栓を開閉するためのコック。当然、閉めたままエントリーすると呼吸できない。
ハーフボートダイビング 行きはボートでエントリーし、沖から陸へ向かって移動、最後はビーチでエグジットするダイビング。
ハンドシグナル 水中で他のダイバーと意思の疎通を図るための手信号、手話。基本的なものは必ず覚えておく必要がある。
ビーチダイビング 砂浜や磯の岩場等の陸地からエントリーし、エグジットするダイビング。岩の多いところでは足元が悪いうえ、タンクも重く波に煽られるので注意が必要。
ファーストステージ レギュレーターの第一減圧部。タンクバルブに取り付ける部分で、この部分でタンクの圧力が中圧に落とされ、セカンドステージやインフレーターホースに空気が送られる。
ファンダイビング Cカードの取得者がレジャーとして行う一般的なダイビング。
フィートファースト潜降 頭を上にし、足から潜降する方法。BCのエアを抜き、息を吐きながら行う。
フィン ダイバーが足に装着する足ヒレ。
フィンキック フィンを、左右交互に蹴るように動かし推進力をうむ方法。簡単に言うと、バタ足。
浮上 水中から水面へ上がる事。
ブーツ ダイビングの際に履く靴。足の保護、保温の効果がある。ビーチダイビングの際にはあったほうが望ましい。
フード ウェットスーツと同じような素材でできたもので、防寒、保護のために頭にかぶるもの。ベストと一体化したものや、頭にかぶるだけの物がある。
フリー潜降 ロープ等を使わずにバランスを取りながら潜降する方法。この潜行の際、通常はフィートファースト潜行で行う。
ブリーフィング ダイビング前にガイドが行う説明。海洋情報、潮の流れ、水中で進むコース、ポイントの地形や見られる魚、ダイビング中の注意点などが説明される。きちんと聞いておかないと、ダイビングが楽しめないどころか、危険な事にもなるので注意する。
フリーフロー レギュレーターのセカンドステージから空気が出っぱなしになる状態。水中でなった場合、マウスピースを半分くわえ、放出されている空気をすするように呼吸する。
浮力調整 水中での行動をスムーズにするため、BC、ウェイト量の調整、呼吸で中性浮力を取る事。微妙な調整は呼吸で、それ以外はBCで行うのが一般的。
ヘッドファースト潜降 うつ伏せに浮かび、身体を「く」の字に曲げ、その勢いで足をあげることにより、足の重みで潜行していく方法。
ベンズ 減圧症のこと。
ボートダイビング ボートでポイントまで移動しエントリー、エグジットするダイビング。
本数 ダイビングをした回数のこと。正確には使用したタンクの数。
マウスピース レギュレーターやシュノーケルの口にくわえる部分。
マスク ダイビング用のゴーグル(水中眼鏡)。
マスククリア マスク内に入った水を出す技術。顔を少し上向きにしマスクの上の部分を額に押し付け、鼻息で空気を送り込み、その空気量で水を押し出す。
マスクブロー マスク内で圧迫感があった場合、鼻から空気をマスク内に送り込み、マスク内の圧力と水圧を同じにする方法。
耳抜き 水圧で内側に押された鼓膜を元に戻す圧平衡の技術。通常、鼻をつまんで「ふんっ」と耳の内側に空気を送り込む・・・が、あまり強くやりすぎると、逆に鼓膜が破ける可能性がある(笑)。慣れると、鼻をつままなくても出来るようになる。
リバースブロック 浮き耳ともいう。鼻炎、風邪等で鼻が詰まっている時に、無理して耳抜きをすると、浮上時に中耳内の空気が膨張し、鼻が詰まっているために空気の逃場が無く、痛みが起こったり不快感が起こる現象。痛みが激しい場合、浮上できなくなりトラブルの原因にもなる。
リーフ 珊瑚等が広がっている棚。
レギュレーター タンク内の高圧空気をダイバーが呼吸可能な圧力まで調整する器材。タンクに接続するファーストステージ、中圧ホース、口にくわえるセカンドステージに分けられる。「レギュ」と略す事が多い。セカンドステージの事をさす場合もある。
レギュレータークリア 口から離れてしまったセカンドステージ内に入った水を出す方法。セカンドステージを口にくわえて息を吐き出す事で、中の水を吹き出す。シュノーケルからレギュレーターに切り替える場合にも行う。
レギュレーターリカバリ 器材を背負った状態で、口から離れてしまったセカンドステージを探す技術。離れたセカンドステージは背後のタンク側へ回ってしまう事が多いので、通常、右手を下から後へ大きく回し、セカンドステージを腕に引っ掛けるように探す。
レスキューダイバー 事故を予防する方法や事故にあった場合の対処方法を訓練するコース。または、そのコースを修了したダイバー。
ログブック 潜水日誌の事。日付、最大深度、時刻、エアの消費量、ウェイト量等、その時のダイビングの記録を記載する。ダイバーの経験が記録されるため、ショップや現地のサービス等で提示を求められる事もある。
ロープ潜降 水面に浮かんだブイに繋がれたロープを伝って潜降する方法。グローブが無いと、ロープに付着した貝等で手を切る場合がある。